【新唐人2014年8月8日】7月30日、香港の政党「新民主同盟」のメンバーらが香港政府前で、香港のプールに大陸観光客が押し寄せ、地元市民の間で不満が広がっているとして、大陸人が大陸と香港を自由に行き来できる特別ビザの廃止を求めた。
今夏、アジア各地では高温が続いている。香港のプールには大陸から観光客が殺到し、香港人の不満が高まっている。特に北部・新界区のプールは大陸人が訪れる人気スポットになり、週末にはほぼ全ての公営プールが満杯になる。香港のビーチでも同じ光景が見られている。
深センのメディアは7月上旬、香港のプールの入場料は深圳の半額(大人平日17香港ドル、週末及び休日19香港ドル。老人、学生、子供は減額)で、また香港のプールはとても清潔なうえ、多くの救命員と救命道具が用意されており、安全性も深圳と比べてはるかに高いと報道した。
「観察者網」は、「香港のビーチとプール入場者の7割以上が大陸人であることが、香港メディアの調査でわかった。さらに新界区の全てのプールは、週末になると深圳から大陸人が押し寄せ、超満員になる」と伝えた。
7月30日、「新民主同盟」メンバーらは香港政府前で、香港北部の公営プールは大陸人で満杯になっており、衛生状態も以前と比べて著しく悪化していると訴えた。
また、「現在特別ビザを有する深セン市民は1000万人に上っているが、香港の公共施設は設計時、深セン市民の利用を全く考慮に入れていない。大陸人の特別ビザを廃止すべきだ」と訴えた。
香港には公営プールが43か所(香港島に9か所、九龍に13か所、新界に21か所)あり、香港政府の「康楽及び文化事務署」が管理している。
(翻訳/店網 編集/坂本)